打撃・走塁・守備・投球をまとめて「代替可能な控え選手と比べて何勝分の価値か」に換算した総合指標。MVP議論の共通言語。
WARは「その選手がケガでシーズン全休し、マイナーからすぐ呼べるレベルの選手が代わりに出た場合、チームの勝ち星は何勝減るか」を推計した数字。野手は打撃・走塁・守備・守備位置の希少性を、投手は投球内容を得点価値に換算して積み上げる。
ポジションも役割も違う選手を1つのものさしで比べられるのが最大の強みで、MVPやサイ・ヤング賞の議論はほぼWARを土台に行われる。二刀流の大谷翔平は打者WARと投手WARの両方を稼ぐため、合算値が他の選手を大きく引き離すシーズンが多い。
算出方法はFanGraphs(fWAR)とBaseball Reference(bWAR)などで細部が異なり、数字も少しずれる。当サイトのリーダーボードはMLB公式Stats APIの値を使用している。
数値の目安
- WAR 2前後:レギュラークラス
- WAR 3〜4:オールスター級
- WAR 6以上:MVP候補
- WAR 8以上:歴史的シーズン
関連用語
- wRC+(Weighted Runs Created Plus)―打撃による得点創出力をリーグ平均=100として指数化した指標。球場やリーグの違いを補正済みで、時代をまたいだ比較もできる。
- FIP(Fielding Independent Pitching)―奪三振・与四球・被本塁打だけで算出する「守備から独立した防御率」。投手個人の実力を映す古典的セイバー指標。