奪三振・与四球・被本塁打だけで算出する「守備から独立した防御率」。投手個人の実力を映す古典的セイバー指標。
FIPは、インプレーの打球が安打になるかどうかは投手にはほぼコントロールできない、という研究(DIPS理論)に基づき、投手が確実に責任を持つ結果——三振・四球・本塁打——だけで防御率を計算し直した指標。
防御率よりシーズンをまたいだ再現性が高く、「来年も同じように抑えられるか」を占うのに向く。被本塁打をリーグ平均の割合に置き換えたxFIPは、本塁打の運まで取り除いたバージョン。
打球の質を直接見るxERAとは補完関係にあり、両方良ければ本物、という読み方をする。
数値の目安
- FIP 4.10前後:MLB平均
- FIP 3.30以下:エース級
- FIP 2.80以下:サイ・ヤング賞級
関連用語
- xERA(期待防御率)(Expected ERA)―打たれた打球の質から算出した「本来の防御率」。味方の守備や運に左右されない投手の実力を表す。
- WAR(Wins Above Replacement)―打撃・走塁・守備・投球をまとめて「代替可能な控え選手と比べて何勝分の価値か」に換算した総合指標。MVP議論の共通言語。